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【JR北海道】ブレーキ不具合あるまま”運行”旅客車や回送車として『約2560キロ』―函館本線・千歳線・札沼線で…速度超過の可能性も

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不具合があった車両と同形式のブレーキシリンダーコック(JR北海道提供。下側のピンク色の器具が閉じた状態)

不具合があった車両と同形式のブレーキシリンダーコック(JR北海道提供。下側のピンク色の器具が閉じた状態)

 JR北海道は3月12日、札幌運転所所属の車両がブレーキの一部に不具合があるまま、客を乗せて運行していたと発表しました。


 JR北海道によりますと、不具合があったのは、千歳線・函館本線・札沼線(学園都市線)といった札幌近郊を走っていた3両編成の車両(721系)です。

 12日午前、札沼線での普通列車としての運行後、札幌運転所で定期点検したところ、全部で12か所あるブレーキシリンダーコックの1か所が「閉じ」の状態だったことが分かりました。

 前回の定期点検は3月7日で、問題がなかったことから、この車両は客を乗せた「旅客車」や「回送車」として約2560キロ走行していました。

 ブレーキシリンダーコックの一部が「閉じ」の状態だった場合、「ブレーキ力」の不足が生じるため、走行速度を制限する必要があり、7日から12日の走行中は一部の区間で速度超過していた可能性があります。

 JR北海道は「ブレーキ力に不足はあったが安全上の問題はなかった」とコメント。原因が判明次第、必要な対策を講じるとしています。


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