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焼き肉店で『ノロウイルス食中毒』2日間の営業停止に…客11人が嘔吐や下痢の症状、従業員含む14人からウイルス検出―体調不良のまま調理したことが原因か…北海道士別市

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ノロウイルス(資料)

ノロウイルス(資料)

 北海道名寄保健所は3月12日、士別市内の焼き肉店でノロウイルスによる食中毒が発生したと発表しました。


 食中毒が発生したのは士別市大通東17丁目の飲食店「炭火焼肉いち」で、12日から2日間の営業停止を命じられました。

 「同じ飲食店を利用した患者2人が胃腸炎の症状を訴えている」と士別市の病院から保健所に連絡がありました。

 保健所が調査したところ、2月28日、3月1日、4日に店を利用した3団体11人の20代から40代の男女が下痢や嘔吐などの症状を訴え、このうち10人からノロウイルスが検出されました。

 このうち8人が病院で治療を受けましたが、全員快方に向かっています。

 また店で調理に従事していた4人の便からもノロウイルスが検出されました。

 保健所の調査で、胃腸炎の症状で調理に携わっていた従業員がいたことや、機具の清掃や消毒に不備があったことが確認されました。

 体調不良の従業員が手洗いが不十分なまま、食品や調理器具を扱ったことで手から食品へとウイルスが広がったとみています。

 名寄保健所は「体調不良のときは調理に携わらないことが重要。体調が悪くなくても日ごろから手洗いを徹底してほしい」と呼び掛けています。