“雪かき”あと何回したら春になる?札幌の平年で検証!最新10日間予報も【菅井さんの天気予報 13日(木)】
(菅井貴子気象予報士が解説 午後5時40分現在
◆24時間降雪量
上空に強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置となっています。
日本海側やオホーツク海側で雪が降り、
層雲峡、幌加内町、美深町など20センチ以上でした。
札幌や小樽も11センチで、朝は雪かきが必要となりました。
◆きょう13日(木)の気温
前日より3℃前後、低い所が多くなりましたが、
最高気温は太平洋側や知床ではプラスの所が多く、平年を上回りました。
新ひだか町静内は4.8℃、斜里町ウトロは4.3℃、札幌は0.6℃でした。
◆予想降雪量(~あす朝)
空知地方に大雪注意報が発表されていて、あす朝にかけて最大30センチです。
沿岸部は風が強いので、ふぶくでしょう。
石狩北部は25センチですが、西風のため、
札幌市内は、雪が降りにくく、市内最大5センチです。
◆あす14日(金)の天気
日本海側は雪が続くでしょう。
石狩北部や桧山地方は、風が強く暴風雪のおそれがあります。
太平洋側やオホーツク海側は、晴れ間が出ますが、風が強く吹きそうです。
◆あす14日(金)の気温
道北は最高気温でもー3℃前後で真冬日です。
全道的に風が強いので、体感的にはさらに低くなるでしょう。
◆ひと冬に何回の雪かき?
札幌中央区の気象台の観測では、
ひと冬の10センチ以上の平年降雪は15日です。
つまり、例年だと、雪かきは15回程度は必要と考えて良いでしょう。
今冬は12月に2回、1月に4回、2月に4回と、計10回となっていますので、
あと5回程度の雪かきを終えると、春を迎えられるかもしれません。
◆札幌の10日間予報 14日(金)~23日(日)
週末は青空が広がり、最高気温は3℃以上です。
来週は、北風系の冬型の気圧配置のため、
連日雪が降り、雪かきに追われてしまうかもしれません。
平年だと2月20日ごろが、積雪のピークで、
今冬も、まだもう少し、雪が深くなりそうです。
◆全道の週間予報 14日(金)~20日(木)
週末は冬型が緩み、全道的に晴れて気温が上がるでしょう。
3月並みの暖気が流れ込むため、雪解けに気を付けて下さい。
週明けは、道南や太平洋側で湿り雪が降りますが、大雪の可能性は低いでしょう。
来週は、寒さが厳しく、季節は足踏みしそうです。