【札幌市敬老パス】年間利用上限額「4万円」で予算編成へ…事業費増加抑制で制度変更も『高齢者反発』当初案を”見直し”修正案を採用へ―制度変更は2026年度<北海道札幌市>
高齢者に地下鉄やバスの料金を補助する、いわゆる「敬老パス」の制度見直しを巡り、札幌市は1年間の利用上限額を4万円にする「修正案」の内容で予算を組む方針を固めました。
敬老パスを巡っては、2023年度で約50億円まで膨らんだ事業費の増加を抑えようと、札幌市が1年間の利用上限額を7万円から2万円に引き下げた上で、歩数などに応じたポイントを付与する「敬老健康パス」への移行案を示していました。
ただ、高齢者の猛反発を受け、見直しを進めていた市は、利用上限額を4万円にし、対象年齢を当初案の70歳から75歳に上げる「修正案」を提示。議会や高齢者らに説明してきました。
札幌市は、この「修正案」の内容で、2025年度予算を組む方針を固めました。2月の定例市議会に提出する見通しです。
制度の変更は2026年度からです。