<長さ29cm直径7.5cm重さ3,24kg>戦争から帰った"記念品"の砲弾か「凱旋記念の刻印」周辺住民は一時避難…信管・火薬なし 北海道岩見沢市
北海道岩見沢市で1月21日、住宅の玄関から長さ29センチの砲弾とみられる物が見つかり、一時付近の住民に避難が呼び掛けられました。
21日午後2時20分ごろ、岩見沢市北本町東1丁目の一般住宅で、住人が砲弾とみられる物を発見し警察に届け出ました。
見つかったのは砲弾のようなもの1個で、長さ29センチ、直径7.5センチ、重さ3.24キログラムでした。
警察は安全確保のため、住宅から半径50メートルの範囲に住む住民15人ほどに一時避難を呼び掛けました。
警察から要請を受けた陸上自衛隊が出動し、砲弾とみられるものを午後5時40分ごろに回収しました。
警察によりますと、砲弾とみられるものには「凱旋記念」と刻印されていたということです。
また火薬は入っておらず信管が内部でつぶれている状態で、爆発の危険性はありませんでした。
発見した住人は「父親が戦争から帰ってきたときの記念品として持ち帰った砲弾がずっと置いてあった」と話しているということです。