【ススキノ首切断】田村瑠奈被告の父親・修被告(61) 起訴内容を否認・無罪を主張「事実と違うところが何点かある」「娘の犯行を知ったのは事件後」 玄関で発見"ビデオカメラ"に殺害の様子も 北海道札幌市
法廷で語ったこととは…
そして14日、田村修被告の初公判の傍聴権を求めて20人以上が列を作りました。
「娘が行ったことに対して父親としてどういう責任を持っているのか父親としての部分を私はみてみたいと思う」(傍聴券の抽選に並んだ20歳大学生)
「どこまで娘を守りたかったのか心情を聞いてみたい」(傍聴券の抽選に並んだ65歳男性)
修被告は何を語るのか。
注目が集まる中午前11時から始まった初公判。
法廷で語ったこととは…。
「事実と違うなというところが何点かある。私は事件が起きて娘の犯行を知った」(修被告)
起訴内容を否認、無罪を主張しました。
ビデオ撮影について新たな事実も…
これまでの裁判で被害男性と瑠奈被告の間に性的なトラブルがあったことが明らかにされていますが、14日の裁判で検察側はホテルで交わされた瑠奈被告と男性との最後のやりとりを明らかにしました。
「人生で一番反省したことは私を裏切ったことでしょ?」(瑠奈被告)
「あんなに怒られたことない」(被害男性)
この直後、瑠奈被告は男性をナイフで殺害しました。
家族はこの事件の前後、どのような行動をとったのか。
事件前に瑠奈被告とのこぎりを購入した修被告。
「指定された化粧品や物品などを購入したことについては殺害や死体損壊のために使うものだと思わなかった」(修被告)
また瑠奈被告を送迎し、自宅で遺体を撮影したこと、逮捕まで自宅に遺体を置いていたままにしていたことについては。
「頭部があると知らなかった。持ち帰った後に分かった。隠そうと考えたことはなく何もできなかった。ビデオ撮影は直前まで何を撮影するか分からなかった」(修被告)
そのビデオ撮影について検察側は新たな事実も明らかにしました。
モノがあふれかえった家の中で、玄関で発見されたビデオカメラ。
そこには遺体の損壊だけでなく、殺害の様子も録画されていたのです。
その一方で修被告は「被害者により一層のご迷惑をおかけしたことは申し訳ない」と謝罪しました。
無罪主張の修被告に対し、検察側は修被告は瑠奈被告の殺害を認識していたと主張しました。
根拠として、事件の前の月に瑠奈被告の要望で3人で話し合いをもち、その翌日に凶器を購入していたことを挙げました。
裁判は12回開かれ、判決は3月12日の予定です。