卵の価格はどうなる? 鈴木知事「影響なし」と明言 2023年のエッグショックとの違いは? 養鶏場の鳥インフルで4万4000羽の殺処分 今後も感染動向には警戒必要 北海道旭川市
■いまのところ影響は少ないが…感染状況を注視
ただ、鈴木知事は今回の感染事例は「影響なし」と強調。北海道職員にこんな指示を出しました。
「根拠のないうわさで混乱しないように、あらためて道民の皆様に対する周知を徹底していただくようお願いします」(鈴木知事)
鈴木知事がこう明言したのには理由があります。
北海道内の採卵用のニワトリは、約520万羽。今回、殺処分されたニワトリは4万4000羽と1%にも届きません。
エッグショックの時は29%と、過去最大の被害だったのです。
専門家は、今後、感染が広がると卵の販売数に影響がでると指摘しています。
「卵は年末のおせちやクリスマス需要で値段が上がる」
「(鳥インフルの)感染が広がってしまうと(卵の)供給が少なくなってしまう可能性は十分にある」(いずれも酪農学園大学 日向貴久教授)
食卓にはかかせない卵。価格が急に上がることはなさそうですが、今後の鳥インフルの感染状況は注意深く見ていく必要がありそうです。