「メカニズムの究明につなげたい」噴火湾などで大量発生 “オオズワイガニ”実態調査へ…エビかご漁なのに『ボタンエビの約80倍』60トンも水揚げ 北海道
噴火湾や日高などの太平洋沿岸で大量発生しているオオズワイガニを巡り、北海道立栽培水産試験場が2025年度、実態調査する方向で調整していることが分かりました。
オオズワイガニは、噴火湾や日高で2023年シーズンから大量に取れています。
9月始まった北海道南部にある森町のエビかご漁では、ボタンエビの約80倍の60トンが水揚げされています。
大量発生の原因が判明していないため、北海道立栽培水産試験場は2025年度から、実態調査を始める方向で調整しています。
太平洋沿岸の漁協の協力を得て、これまで統計がなかったオオズワイガニの漁獲量を集計し、大量発生の原因を探ります。
栽培水試は「予算がつき次第、大量発生のメカニズムの究明につなげたい」としています。