【北海道の天気 8/30(金)】北海道付近“熱帯低気圧”が通過…あす未明~夕方は激しい雷雨・竜巻・ひょうのおそれ
(菅井貴子気象予報士が解説)午後6時30分現在
◆きょう30日(金)の気温
全道的に厳しい残暑が続きました。
共和町では33.2℃まで上がったほか、
小樽市や江差町も32℃以上で、今年一番の暑さになりました。
札幌は30.3℃で、2日連続の真夏日でしたが、
きょうで、最後かもしれません。
大通公園では、ムクゲの花が見ごろとなっています。
公園内の花の季節は4月のクロッカスに始まり、
サクラ、ライラック、アジサイなど季節ごとに楽しませてくれましたが、
ムクゲが、最後の花です。
ハイビスカスの仲間で、大きな花びらが特徴ですが、
例年だと10月ごろまでは見ることができます。
◆北海道に“熱帯低気圧”
台風の北に、熱帯低気圧が発生し、
あすは、北海道付近を通過しそうです。
熱帯の空気が流れ込み、蒸し暑さの中、大気の状態が非常に不安定になります。
あすは明け方から夕方にかけて、激しい気象現象に注意が必要です。
◆土日の天気
・31日(土)
激しい雨、竜巻、落雷、ひょうのおそれがあります。
日本海側や太平洋側西部で雨量が多く、
日高地方は最大120ミリです。
地盤が緩み、川が増水しそうです。
・9月1日(日)
全道的に晴れるでしょう。
湿度もさがり、からっとした暑さです。
外出や行楽日和ですが、前日の大雨で、地盤が緩んでいたり、
川が増水する可能性もありますので、レジャーは気を付けて下さい。
◆全道の週間予報 31日(土)~6日(金)
週明け2日(月)も、大雨の恐れがあります。
警報レベルとなりますので、防災情報にも気を付けて下さい。
3日(火)以降は、全道的に秋晴れが続くでしょう。
気温は平年より高く、日中は半袖が活躍ですが、
朝晩はかなり涼しくなるでしょう。
衣替えなどの秋の準備も進めておきましょう。