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人口減や資金難&担い手不足…"苦境"に立つ伝統の祭りを後世へ 勇壮な火くぐりが魅了する「琴平神社例大祭」 あの手この手の奮闘で成功裏に 北海道古平町

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深刻な担い手不足

深刻な担い手不足

 足りないのは資金だけではなく、人手も。祭り開催まで超えなければいけない壁がまだまだありました…。


 祭り存続の上で壁になっているのは資金に加え、深刻な担い手不足です。

 6月、祭りに向け練習をする天狗役の五十嵐竜太さん。コロナ禍もあり後継者が見つからず本来3~4年で引き継ぐのですが…

 「9年目になります」(猿田彦(天狗)を務める 五十嵐 竜太さん)

 道具も…

 「小野寺下駄店という店があって、鼻緒はまだ作れるが下駄がもう作れない。在庫しかなくて。本当に下駄がやばい…全ての担い手不足」(五十嵐さん)

 それでも、ようやく後継者が現れました。

 「(Q.何歳差?)今31歳、俺43歳だから一回り違うんだ。亮なら知っているんで、子どもの時から野球教えてたので」(五十嵐さん)

 祭り開催の2日前、クラウドファンディングは目標の80万円を達成しました。

天狗やみこしが盛り上げる

天狗やみこしが盛り上げる

 いよいよ始まった祭り。漁師の親方や商売をする会社の前では、天狗やみこしが盛り上げます。


 「昔は夜中までやってたからね。ずっと遅くまで。(今は)10時ころまで終わらせなければ、子どもたちも出てるし」(参加者)

週末開催で町内外から人を呼び込むことに

週末開催で町内外から人を呼び込むことに

 資金に加え不可欠なのが、200人は必要とされるスタッフの確保です。


 「平日にやったらみこしを担ぐ人が来ない。土日に変更しようと。やっぱりよかったと思う」(実行委員 横野 治さん)

 もともと本祭は7月10日と11日と決まっていましたが、週末に合わせることで町内外から参加者や観光客を呼び込む作戦へ切り替えました。

 その結果…

 「(Q.お仕事は?)公務員で水道関係の仕事をしています」

 「私は総務係なんですけど役場の仕事をしています」

 「札幌出身なんで札幌だとこういうのがないので楽しいです」

 「(Qお仕事は)漁師です。ウニはまったくだねやばい」(すべて参加者)