異業種からの転身 地域に根ざしたプロバレーボールチームを目指して
「北海道イエロースターズ」平野龍一さん #BOSSTALK
果敢にチャレンジ 道民が地元チームと誇りに思うチームづくり進める
――バレーボールの世界では新しい取り組みをされていますね。
最も珍しいと言われるのが選手の練習着への個人スポンサー制度です。選手が試合直前まで着る練習着の背中にファンの方が自分の名前を入れることができます。チームにスポンサーフィーが一部(収入として)入ってきますが、選手もセカンドキャリア(引退後の人生)に向け、それぞれ関係のある会社などに営業をして稼いでもらいたくて制度を設けました。セカンドキャリアはスポーツ選手が必ずぶち当たる壁です。ファンの方も自分のXのアカウント名などが入るのはうれしいですよね。
――ボスとして、どういうところに気をつけていますか?
スタッフに僕も役員も含めて全員バレーボール業界の未経験メンバーが入る珍しい組織です。異業種の考え方や新しい挑戦には、失敗を恐れずにどんどんチャレンジしようと声をかけています。
――これからのイエロースターズの夢、そして平野さん個人の夢は?
個人の夢もイエロースターズの夢もほとんど同じです。今、3歳と1歳の子どもがいることもあって、子どもたちの世代が大人になったときに北海道にイエロースターズというチームがあることを誇りに思ってもらえるクラブを作りたいですね。
――これからも頑張って優勝をしていただきたいです。
今回、優勝してたくさんメディアの方に取り上げていただきました。優勝すると、こういう効果があるのは本当にあらためて再確認できました。