<5人死亡事故から1年>トラックが高速バスに衝突 …背景に“体調不良” 「亡くなった人が帰ってくるわけではない。本当に残念」 深刻な人手不足で物流危機 “2024年問題”も追い打ち 北海道八雲町
「(某コンビニは)弁当を1日4回運んでいたが、いまは3回にしている。やはり配送頻度を落とす。こういうことをせざるを得ない動きは相当出てきた。ある意味では欠品は起きやすい」(流通経済大学 矢野裕児教授)
輸送量や収入の減少がある一方で、事故を防ぐ上では今回の規制は重要なものだったと話します。
「危惧されているのは、ドライバーが高齢化しているということ。60代以上のドライバー(の割合)が非常に高まっている。そうすると結局は体調不良が発生しやすくなる。事故が発生する可能性は高い。体調管理は非常に重要になる」(流通経済大学 矢野裕児教授)
悲惨な事故から1年。そして「2024年問題」。ドライバーの安全と物流を両立できるのか、正念場を迎えています。