<ススキノ首切断>初公判から1週間 一家3人のいびつな家族関係の真相は?「奴隷契約」「瑠奈ファースト」「この世の地獄がここにある」
翌日の7月2日、浩子被告は浴室に置かれた頭部を見て深い絶望感に襲われたといいます。
「頭部の存在を気付いたのは家に持ち込まれた後。とがめることができませんでした」(田村浩子被告)
そして、事件発生から1週間ほどがたった7月7日、浩子被告は瑠奈被告から動画を撮影するように依頼されました。
「助けを求める気持ちで夫に依頼しましたが、何を撮影したのか、わからなかった」(田村浩子被告)
瑠奈被告は修被告が撮影する中、遺体を損壊。そして…
「私の作品を見て」(瑠奈被告)
瑠奈被告は遺体の一部を瓶に入れたり、写真を撮ったりして浩子被告らに見せつけたといいます。
異常な環境での生活が続く中で、早い段階で警察の尾行に気づいたという浩子被告。
「そう遠くない時期に瑠奈が逮捕されると思っていた」(田村浩子被告)
浩子被告は警察が来るまでのわずかな時間を、これまで通り家族と過ごすことを選択したといいます。
自宅に頭部がある状況…浩子被告は「絶望」という言葉とともに法廷でこう表現しました。
「この世の地獄がここにある」(浩子被告)