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【ススキノ首切断】きょう母親の浩子被告の初公判 注目裁判の争点は? 執行猶予の可能性も? 親子3人が逮捕起訴された衝撃的な猟奇事件からまもなく1年

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■ススキノホテル殺人・頭部切断事件 経緯

<ススキノホテル殺人・頭部切断事件 経緯>
※起訴状、警察・捜査関係者などへの取材に基づく

■2023年5月下旬
・父親の修容疑者が車で娘の瑠奈容疑者をススキノに送る
→ダンスクラブで瑠奈容疑者が被害男性と出会う(初めてか)
・修容疑者もダンスクラブにいた 事件前から被害男性と面識があった可能性

この時に”何らかのトラブル”か

■2023年6月上旬
・瑠奈容疑者と被害男性が会う(2回目か)

■6月19日から7月1日午前2時ごろまでに
・瑠奈容疑者と修容疑者 自宅近くの小売店でノコギリやナイフなど複数の刃物のほか、スーツケースなどを買いそろえる
・修容疑者 1人で札幌市内の店でレインコートを購入

■7月1日午後8時ごろ
・瑠奈容疑者と修容疑者 自宅近くの小売店でノコギリを追加購入

■7月1日夜~2日未明
・修容疑者が車で瑠奈容疑者をススキノへ送る(その後、修容疑者は一度勤務先へ)
→ススキノで瑠奈容疑者と被害男性が合流 ホテルへ
→レインコートを着た瑠奈容疑者が、浴室で男性を後ろ手に拘束し、抵抗できない状態で後ろから首付近を刃物で突き刺し殺害か。致命傷は肺の近くまで達する深い刺し傷 死因は出血性ショック
→殺害直後に、ホテルで男性のスマートフォンを工具で壊し、証拠隠滅を図ったとみられる。複数の刃物で男性の首を切断し持ち去る
・修容疑者が車で瑠奈容疑者を迎えに行く
→一緒に厚別区内の自宅へ帰る
・数時間後、修容疑者が車で瑠奈容疑者をふたたびススキノに送る
→瑠奈容疑者は別のダンスクラブへ

■7月2日午前2時すぎ~同日午後3時ごろ
・3人のスマホを調べたところ「すすきの 殺人」と検索した履歴

■7月24日
・警察が死体損壊、死体領得、死体遺棄の疑いで瑠奈容疑者と修容疑者を逮捕

■7月25日
・警察が死体損壊、死体領得、死体遺棄の疑いで浩子容疑者を逮捕

■家宅捜索
・容疑者3人の自宅から被害男性の首、衣服、免許証、財布など、修容疑者の車から男性のスマホのSIMカードが見つかる。
→男性の首は2階の浴室でビニール袋に包まれ容器に入って腐敗した状態だった
・刃物約20本や金髪ウィッグなどのほか”何者かが手袋を着用した手で男性の頭部に触れる動画”なども押収
・瑠奈容疑者のスマートフォンも押収。電話やアプリなどで男性とやり取りをした形跡はなかった。
・血痕のようなものが付いたレインコートを押収

■8月14日
・殺人の疑いで瑠奈容疑者、修容疑者、浩子容疑者を再逮捕
→瑠奈容疑者が殺人の実行役とみて、3人の関与の仕方や計画性があるかを慎重に捜査

■8月16日
・殺人の疑いで瑠奈容疑者、修容疑者、浩子容疑者を送検

■警察の取り調べに対し…
・死体損壊などの容疑については3人とも黙秘
・殺人容疑について3人は黙秘や否認
・浩子容疑者は当初、「娘の犯行を止めたかったが止められなかった」と供述

■8月18日
・両親の弁護人がコメントを発表
買い物や送迎の事実は間違いないが、浩子容疑者が「娘の犯行を止めたかったが止められなかった」と警察に話した事実は一切ない。両親は、瑠奈容疑者が事件を起こすなどとは全く想像しておらず、殺人と死体遺棄について一切共謀していない、とコメント
■8月24日
・札幌地検が親子3人の鑑定留置を請求し、同日札幌簡裁は請求を認める決定
・両親の弁護人がふたたびコメントを発表
両親は8月21日から検察に対してのみすべての事実関係を供述しているが、弁護方針として警察に対しては黙秘権行使を続ける。

■8月25日
・両親の弁護人が半年間の鑑定留置を不服として、札幌地裁に取り消しを求めて準抗告を申し立てるも棄却される

■8月28日~2024年2月28日
・札幌地検が親子3人の鑑定留置を開始 半年間、3人の刑事責任能力を調べる