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北海道唯一の“回転レストラン”がシンボル 「センチュリーロイヤルホテル」が半世紀の歴史に幕…時代とともに姿を変える かつては跨線橋直結の2階がエントランス

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涙を流すスタッフも…

涙を流すスタッフも…

 31日午前11時すぎ。最後のチェックアウト客がホテルを出ると、従業員がロビーに集まりました。金子総料理長。ブライダルコンサルタントの石井さん。宴会場を取り仕切ってきた鈴木さん。いよいよお別れです。


 「2024年5月31日、ただ今をもちましてセンチュリーロイヤルホテル、全ての営業を終了します。ありがとうございました」(桶川 昌幸 総支配人)

 ロビーに集まった従業員の中に、ホテルの看板だった回転レストランを40年間支えてきた甘利さんの姿もありました。

 「51年間本当に休まず、壊れず頑張ってくれた。『ロンド』の床たちに、ご苦労さまと言いたい。ついさっきまでは全然へっちゃらだと思っていたが、やっぱり最後の最後、本当にお別れなんだなという気持ちで胸が熱くなった」(甘利 収さん)

 「センチュリーロイヤルホテル」は、半世紀の歴史に静かに幕を下ろしました。しかし…。

ウエディングドレスを大学に寄贈

ウエディングドレスを大学に寄贈

 閉館を前にホテルで使われていたウエディングドレスの一部が、教材として「札幌国際大学」に寄贈されました。「センチュリーロイヤルホテル」では、約15年前からホテル業界を目指す学生のためにチャペルで実習を行うなどして、人材育成に努めてきました。


 大勢の人に支えられた老舗ホテルは閉館しました。しかし、その精神は次の世代へと引き継がれることでしょう。



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