札幌市内を走る「じょうてつバス」過去最大規模の減便 対象は32路線51便…利用者は悲鳴「バスがないと動けない」 背景に運転手不足
札幌市で路線バスを運行する「じょうてつバス」が、乗務員不足のため過去最大規模の51便を減便することを発表しました。市民生活への影響が懸念されます。
「続々と乗客が降りてきているこちらの路線バスですが、2月13日から減便が決まっています。朝の通勤ラッシュに影響が大きそうです」(福岡 百 記者)
「じょうてつバス」は2月13日から、札幌市内を運行する32路線51便のバスを減便すると発表しました。
対象となるのはJR札幌駅や地下鉄真駒内駅などと、南区の川沿・石山・藤野地区などを結ぶ便です。
過去最大規模の減便となり、1日あたり乗客約1100人に影響が出る見込みです。
「困ります。バスがないと動けない地区なので、何とかならないかなと思います」
「すいているので、それを狙って利用している。それが減便になるのは困る」
「えっ? 知らない」
「つらいね」
「真駒内から学校に行く人が多いのでとても混む」(いずれもバス利用客)
「じょうてつバス」は慢性的な運転手不足に加え、想定を上回る退職者が続出したことが減便の理由としています。
運行に必要な運転手は208人ですが、現在は30人ほど足りておらず、全体の約14パーセントが欠員している状態です。