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【業務上過失致死】小学校の改築工事中に仮設屋根が”崩落” 作業員生き埋めとなり死亡…現場作業所長ら2人を書類送検ー『過剰積雪』放置が原因か

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事故があった現場(2022年1月)

事故があった現場(2022年1月)

 2022年、札幌市豊平区の小学校の改築工事現場で仮設の屋根が崩落し作業員が死亡した事故で、現場の作業所長ら2人が2024年1月31日、業務上過失致死の容疑で書類送検されました。

 この事故は2022年1月19日午後1時30分すぎ、札幌市豊平区の東山小学校で新校舎の建設工事中、金属製の仮設の屋根が約5m崩落し、70歳の土木作業員が生き埋めとなり死亡したものです。

 男性の死因は胸腹部圧迫による窒息で、当時屋根の下で1人で作業をしていました。

 屋根は冬期間コンクリートを使用する工事で養生や保温をするために設置されていて、屋根にはかなりの積雪があり雪の重さに耐えきれず崩落したとみられています。

 今回の事故を警察は事前に屋根の上の点検を行い過剰に積雪がある場合、除雪し危険性が排除されるまでの間は工事作業を中止すべきだったとみています。

 警察は2024年1月31日、工事現場の当時作業所長だった滝川市の42歳の男と統括所長だった札幌市厚別区の52歳の男が、現場の点検をはじめとした一連の注意義務を怠っていたとして、業務上過失致死の容疑で書類送検しました。

 2人は容疑を認めていて、現場で超過積雪があったことも認識していたということです。

 警察によりますと当時崩落現場外の屋根上では6人が除雪作業をしていましたが、事故に気づき避難して無事でした。



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