男女殺傷「2人殺した」自ら通報の54歳男 80キロ離れた“余市町→岩見沢市”の現場をレンタカーで計画的移動か 死亡は実姉と判明…ケガをしたのは義弟か
北海道岩見沢市で義理の弟とみられる男性を殺害しようとし逮捕された男。
北海道の後志地方の余市町で自身の姉の殺害にも関与した疑いがあり、2つの現場をレンタカーで移動するなど計画的に親族の命を狙った可能性があります。
「現場の共同住宅パトカーがありこれ以上進めない。あかりは消えた状態」(鎌田 祐輔 記者)
静まり返った余市町内のアパート。
1本の110番通報により突然明るみに出たのは、約80キロ離れた2つの事件。
「2人殺した」(高橋元容疑者)
1月21日午後5時20分ごろ、自ら通報したのは札幌市西区の無職、高橋元容疑者(54)。
岩見沢市の住宅で自らの妻の弟とみられる50代の男性を刃物で刺して殺害しようとし、現行犯逮捕されたのです。
「規制線の向こうには高橋容疑者が運転していたとみられる車が止まっています」(沼田 海征 記者)
男性は頭や腰などを刺されましたが命に別条はなく、住宅の中からは凶器とみられる包丁が見つかっています。
「(男性は)温和な人、おとなしい人というイメージ」(町内会長)
「現場は閑静な住宅街です。こちらのアパートの2階で60代の女性の遺体が発見されました」(福岡 百 記者)
一方、余市町のアパートで血を流して倒れる高橋容疑者の姉 高橋 佳世子さん(63)が見つかり、その後死亡が確認されました。
「(亡くなった佳世子さんは)けっこう明るい人。(きのう)見た。車で通ったのを昼前」(佳世子さんを知る人)
警察は殺人容疑でも捜査する方針です。
岩見沢市と余市町、直線で約80キロ離れた2つの現場。