「還付を受けた」高橋はるみ参院議員 収支報告書への“不記載”も認める 自民党派閥の裏金問題 刷新本部のメンバーは続投意向示す
安倍派をはじめとした自民党派閥の裏金事件をめぐり、安倍派に所属し党の女性局長を務める高橋はるみ参院議員が1月19日、派閥からキックバックを受け、収支報告書に記載していなかったことを認めました。
19日午後の記者団とのやりとりは以下の通りです。
Q.政治刷新本部のメンバーで女性局長だが、裏金疑惑は本当?
「高橋はるみ事務所で派閥のパーティー券の販売について、一定の目標を設定されたもの以上に我々が集めたものについて、還付を受けた。この事実はございます。ただ、詳細を詰めていますので、しかるべきタイミングでご報告申し上げたい」
Q.収支報告書の訂正は今後?
「はい、そうです」
Q.金額は?
「まだ精査をしている」
Q.刷新本部のメンバーを続けるのは適切か?
「人事は党本部がされたこと。青年局のOB、女性局のOBもいっぱい入っている中の一員として、私も党員の1人として、国会議員の1人として党改革、危機的な状況にある党の刷新について、微力ではありますが力を尽くしてまいりたい」
自民党が設置した政治刷新本部38人のうち、最大派閥安倍派は10人。そのうち高橋議員を含む9人がパーティー収入の一部を裏金化していた疑いが浮上していましたが、高橋議員が公の場で認めたのは初めてです。
高橋議員は、今後収支報告書を訂正すると説明し、刷新本部のメンバーを続投する意向も示しました。