3連休最終日 北海道で"局地的大雪"15キロの立ち往生 小樽市では観測史上一番の大雪に…少雪の札幌も一気に"平年越え"
北海道内は後志地方や胆振地方を中心に局地的な大雪となり、小樽市は48時間に降った雪の量が観測史上最も多くなりました。高速道路やJRなど連休最終日の交通も乱れました。
「小樽方向に向けて走っていますが、全く前が見えません。ホワイトアウトになっています」(沼田 海征記者)
小樽市は1月8日午後5時までの48時間に降った雪が、観測史上最も多い81センチに。
銭函地区では雪かきをする市民も全身雪まみれです。
「もう勘弁してほしい。雪が多すぎて体が痛い」(小樽市民)
北海道内は、気圧の谷と上空の寒気の影響で1月7日から後志地方と胆振地方に集中して雪雲が流れ込みました。
午後5時までの48時間で降った雪の量は、小樽市と余市町で81センチ、蘭越町で80センチとなりました。
小樽市の中心部では道路が冠水。大量に降った雪が地下の配管をふさぎ、水が噴き出したとみられます。
1月7日午前0時時点では積雪が平年の半分以下の17センチだった札幌市。突然のドカ雪で一気に平年を上回る47センチにまで増えました。
市民は除雪機を使い、道を確保していました。
「生活道路もけっこう狭くなってくると大変なので、どうにか周りの人と助け合ってやっていこうと思っている」(札幌市民)
影響は3連休最終日の交通にも。
「こちらの札幌北インターでは、吹雪のため小樽インターまで通行止めになっています」(福岡 百記者)
高速道路も札樽道と後志道などが通行止めになったほか、JRも快速エアポート33本を含む160本が運休しました。
胆振地方の豊浦町礼文華の国道37号線では車が立ち往生しました。
午前2時ごろ、トレーラーの運転手から「車がスタックし、後方に10台ほどいる」と110番通報がありました。
警察によりますと、一時15キロにわたって車が立ち往生しましたが7時間後の午前9時ごろ、トレーラーが引き出され、渋滞は解消されました。