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北海道・陸別町で「低緯度オーロラ」 銀河の森天文台が撮影に成功 雲の隙間に”赤く染まった空”…太陽活動の活発化で来年にかけて観測チャンス増える見込み

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 11月6日午前3時ごろ、北海道・陸別町にある銀河の森天文台が「低緯度オーロラ」の撮影に成功しました。

 「低緯度オーロラ」とは、北の空の地平線付近がうっすら赤く光る現象で、太陽フレアに伴う磁気嵐によって、普段より南の地域でオーロラが発生し、その上部の赤い光が地平線付近で見られる現象です。

夜間に高感度カメラで撮影した低緯度オーロラ(撮影:銀河の森天文台)

夜間に高感度カメラで撮影した低緯度オーロラ(撮影:銀河の森天文台)

 銀河の森天文台では、2023年2月と4月にも観測されていましたが、はっきりと撮影できたのは2015年以来、8年ぶりだということです。

 今回の「低緯度オーロラ」は、肉眼では見ることができない弱い光のため、赤外線の波長が映りやすい特別なカメラを使用して撮影したということです。

 銀河の森天文台の中島克仁さんは、「今回の低緯度オーロラは、11月3日に発生した太陽フレアによる磁気嵐が影響していると見られる。天候が悪かったが、雲の隙間からオーロラで赤く染まった空を写すことができた。太陽活動は、来年から再来年ごろにピークを迎える予想で、低緯度オーロラの観測チャンスも増える」と話しています。