『函館バス』労働組合が “社長ら” 告発「協定ないまま時間外労働」「交渉をことごとく拒否された…」

労働基準監督署に向かう総連函館バス支部の組合員ら
北海道南部を中心に路線バスなどを運行している「函館バス」が、乗務員らと労使協定を結ばないまま不当な労働をさせているとして、9月13日に労働組合が労働基準監督署に告発しました。
「日本私鉄総連 北海道地方労働組合 函館バス支部」によりますと、函館バスは一部乗務員らと2021年から労使協定を結ばないまま、時間外労働や休日出勤をさせているとしています。
組合側は、改善の要求をしても会社側が受け入れず労働基準監督署の立ち入り検査にも応じていないとして、社長と常務、法人としての会社を労働基準法違反の疑いで函館労働基準監督署に告発しました。

函館バス本社 北海道函館市高盛町
「会社に団体交渉を申し出ましたけど、ことごとく拒否され続けてきた。不本意だがこういう形になった。きちんと労使協議を通じて働き方関係を協力していけるように進めたい」
(日本私鉄総連 北海道地方労働組合 函館バス支部:大岩伸一 書記長)
函館バスの担当者は「現段階で話せることはない」とコメントしています。