北海道外から来て登山中に行方不明となった60～70代の男女2人 無事保護される 上川町の愛山渓 雨風しのいで山中で2泊

山に入る捜索隊（8月30日）

　北海道上川町で8月29日から登山のため山に入った男女2人の行方が分からなくなっていましたが、31日に2人とも無事保護されました。

　行方不明となっていたのは京都府の70代男性と、東京都の60代女性の男女2人です。

行方不明となった現場（8月30日）

　2人は道外から旅行で訪れ、上川町の愛山渓温泉に宿泊。8月29日午前7時半ごろ、山に向かったとみられていますが、夜になっても戻らず、施設の従業員が警察に通報しました。

　2人のうち60代女性は31日午前9時30分ごろ、自力で下山してきたところを保護されました。

　その後、女性の話をもとに警察が捜索を行い、男性も午前10時ごろに保護されました。

　男性は脱水症状で病院へ搬送されましたが命に別条はありません。

行方不明となった現場（8月30日）

　警察によりますと、2人は愛山渓温泉から4キロほど先にある「六ノ沼」を目指していましたが道に迷ったということです。

　男性は軽装でしたが、女性は雨具や食糧などを持ち、登山ができるような格好で山に入っていました。

　2人は雨風がしのげる場所を見つけ、山中で2泊したということです。