レギュラーガソリン"15年ぶり"の180円台へ 家計に大打撃… 8週連続の値上がりにドライバーからは悲痛な声も
沼田 海征 記者:「こちらのガソリンスタンドでは182円です。ここのガソリンスタンドはレギュラー192円ですがハイオクは204円。200円を超えています」
8月16日発表された北海道内のレギュラーガソリンの平均価格は先週より2円40銭高い、1リットル当たり180.9円でした。

約15年ぶりの180円台に
これで北海道内では8週連続の値上がりとなり、180円台は15年ぶり。
家計に直撃するガソリンの値上がりにドライバーからは悲痛な声が聞かれました。
ドライバー:「遠出をしないとかなるべく近場で済ませたりして、ガソリン使わないようにしています」
ドライバー:「いまいろいろなものが値上がりして大変なので、ガソリンもこれ以上上がらないといいな」

値上がりの要因は補助金の減額…
石油情報センターによりますと、値上がりの要因となっているのが補助金の減額です。
石油元売りへの政府の補助金が2023年6月から段階的に減少していて、政府の補助金は9月いっぱいで終了する予定です。
厳しい暑さとともに、家計には冷たい風が今後も吹き続けることになりそうです。

10月以降、レギュラー1リットル200円台も
いったいどこまで価格が上昇するのか?
今後の見通しについて、第一生命経済研究所の首席エコノミストの永濱利廣さんによりますと、10月以降、レギュラーで1リットル200円台になる可能性があるということです。
背景には▼政府の補助金が9月で終了、▼原油価格の上昇、▼円安・アメリカの金利上昇などがあり、今後も価格が高水準で推移する見通しだという事です。