札幌市内で「エゾシカ有害駆除」始まる 牧草やデントコーンの食害相次ぎ…若手ハンターによる「ボランティア駆除隊」も発足

　北海道内で深刻な問題となっているエゾシカの農業被害を巡り、札幌市内北東部でも8月から、有害駆除が始まりました。

　有害駆除が始まったのは、札幌市内の北区と東区、白石区で、北海道石狩振興局が、シカをワナなどで捕獲する有害駆除を初めて許可し、8月から始まりました。

札幌市の北区・東区・白石区でシカの有害駆除を初めて許可

　JAさっぽろによりますと、札幌市の北東部では牧草やデントコーンなど酪農を中心にシカの食害が相次ぎ、2022年度は少なくとも8件が確認されています。

　先週、JAさっぽろや猟友会が連携し、若手ハンターら有志によるボランティア駆除隊が発足し、被害状況の確認を急いでいます。