この問題は6月29日、蘭越町の山中の地熱発電の掘削現場で、作業中に水蒸気が噴出したものです。
周辺の水や大気中から硫化水素やヒ素が検出され、これまで硫化水素中毒などで19人が体調不良を訴えています。
事業を行う三井石油開発は、8月7日午後にも金属製のカバーをかけ上空に噴き上がっていた水蒸気の向きを変える作業を行います。
これで水蒸気は、西側に設置された防護壁に当たり敷地外への流出が減る見込みです。
10日には井戸に水を入れて中の温度を下げ、8月中旬までに水蒸気を止め、下旬にも井戸をセメントで埋め戻す方針です。