小学校の「プール授業」が中止に 理由は送迎バスの“運転手不足”…子どもたちの夏の楽しみを取り戻す 学童クラブの取り組み
プールのない学校だけ中止にすると教育格差が生じるとして、プール授業は全面中止となりました。
函館市の児童:「ショックだった。みんなで泳ぎたいから」
そこで一肌脱いだのが三田さんたちでした。
学童クラブさんさんさん 三田 健司さん:「水と親しむことは安全性の面や、自分の身を守る上でとても大切。保護者が一緒に行く時間がないという声も聞いているので、学童クラブで一緒に行くことができたら」
保護者からも安堵の声が聞かれました。
小2男児の保護者:「プール授業中止は非常に残念だが、こういった機会に学童クラブが連れて行ってくれるのでその穴埋めになる」
小1男児の保護者:「何かあったときに役立つし、体力作りの面でも大切なこと。それをやってくれるのは、すごくありがたい」
プールへ行くのは3年ぶりという子も。夏休みの思い出作りに出発です。
10分ほど歩いて着いたのは函館市民プール。幼児用のプールや15メートルプールなど、さまざまな設備がそろっています。
長かったコロナ禍が過ぎ、待ちに待ったプールです。泳いだり、潜る練習をしたり、子どもたちは思い思いにプール遊びを満喫しました。
プール遊びをする児童:「めっちゃ気持ちいい、超気持ちいい。久しぶりだけど気持ちいい」
プール遊びをする児童:「“抱き合いっこ”をしている」
プール遊びをする児童:「気持ちいいし、楽しい」
久しぶりのプールは1時間で終了。子どもたちの反応は?
プール遊びを終えた児童:「楽しかった。友達にクロールを教えてもらった」
プール遊びを終えた児童:「プール授業は、あってほしい」
中止になったプール授業。子どもたちの楽しみと、教育の機会を取り戻そうと地域の大人が支援しました。
学童クラブさんさんさん 三田 健司さん:「子どもたちは1~3年ぶりだったが、生き生きした顔で喜んでいたのでうれしい。学校でもプール授業をやって、いっぱい水泳の時間を作ってほしい」
学童クラブでは今後も、子どもたちをプールに連れていく取り組みを続ける予定です。