【最新】“ススキノ殺人” 立ち去った人物はどこに?男性の携帯電話の電源を切り追跡避けたか “遺体発見から1週間”総まとめ
日曜午後…ホテルで遺体発見 繁華街ススキノが震撼
いつになったら帰るのか…。
札幌市中央区の歓楽街ススキノでカップルなどが利用するホテル。
2階の202号室に7月1日深夜、2人の客が入室し、翌2日未明に「先に出る」とフロントに連絡が入った。
その後スーツケースを引いた1人の人物がホテルを後にした。
チェックアウトの時間が過ぎても、残った1人が退室しない。
不審に思った従業員が2日午後3時ごろ、部屋の中に入ると浴室にうずくまった状態の人を発見。
遺体だった。
ホテル関係者が消防に通報し、消防からの通報を受けた警察が現場の浴室に駆け付けると、遺体は首が刃物のようなもので切断された男性だった。
「現実を受け入れることができない」男性家族の悲しみ
7月3日夜、男性の家族が千歳警察署を訪れて、行方不明届を提出。
警察のその後の調べで、男性は北海道恵庭市に住む62歳の会社員の男性だと分かった。
男性の身元判明につながったのは、虫垂炎の手術の痕や天然痘の予防接種の痕。
さらに決め手となったのは、自宅に残された男性の指紋が遺体と一致したのだ。
残された家族は7月5日、「あまりにも突然のことで大変心を痛めており、現実を受け入れることができません」とコメントを出した。
職場の同僚だった男性も驚きを隠せない。
男性の元職場の同僚:「私と12、3年、顔を合わせているんだけど。まあ、普通の人さ。人に嫌われるとか、恨まれるとかない。仕事を嫌だとか言わない。私の知っている頃は、ススキノに行っているなんてなかった。信じられないですよね」
男性は7月1日、家族に行き先を告げないまま、恵庭市の自宅を車で出て、札幌市中央区の有料駐車場に車を駐車。
遺体発見場所から徒歩で300mほどの別のホテルで開催されたディスコイベントに参加していた。
午後10時ごろ、イベントが終わり、事件があったホテルに徒歩で向かう男性の姿が付近の防犯カメラに写っていた。