列車とシカの衝突 2022年度は3000件近くに…クマとの衝突も40件以上 JR北海道が発表 木を伐採や防護柵設置で対策

クマとの衝突も高止まり…(資料画像)
一方、クマとの衝突で30分以上の遅れや運休を表す「輸送障害」の件数は2021年度が13件でしたが、2022年度が16件で過去最多となりました。
■クマとの衝突件数
2017年度:32件
2018年度:21件
2019年度:17件
2020年度:41件
2021年度:46件
2022年度:45件
JR北海道は線路周辺に野生動物の侵入を防ぐ柵を設置したり、見通しをよくするため木を伐採していているほか、動物の出没が多い地域では列車の減速などの対策も講じています。
北海道によりますと、道内でのクマの生息数は春グマ駆除が廃止された1990年度が5200頭(推定)でしたが、2020年度は11700頭(推定)と2倍以上に増えています。