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また家庭の負担増…6月1日から電気料金値上げ 「節電、やり繰りもう限界」北海道では月1500円以上に 契約プラン見直しも

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 北海道電力を含む全国の大手電力7社が6月1日の使用分から一斉に家庭向け電気料金を値上げします。

 値上げ幅が最も大きいのは沖縄電力の2700円台。北電は1500円台ですが、6月の電気料金は沖縄電力に次いで、2番目に高い8000円台となりそうです。

 相次ぐ値上げで節約はもう限界、という方も多いのではないでしょうか。物価高の波、どう乗り切ればいいんでしょうか?

全国の大手電力7社が一斉に家庭向け電気料金を値上げ

全国の大手電力7社が一斉に家庭向け電気料金を値上げ

 北電は約240万世帯が契約する家庭向けの規制料金を1日から23%ほど値上げします。

 国の激変緩和対策による値引きなども加え、標準世帯では1518円増の月8299円となります。

 街の人:(Q:夏にエアコンは使いますか?)「子どもの熱中症が心配なので使います。家族にとっては痛い出費」

節電にも限界のあるクリーニング店は「もう限界」

節電にも限界のあるクリーニング店は「もう限界」

 家庭だけではありません。 

 節電には限界があるクリーニング店は月に1万円ほど負担が増えると見込んでいます。

 ベスト・ドライ 沢口 晃二 社長:「やりくりはできないです。これ以上詰めるところありません。うちの売り上げが減っていくだけです」

 物価高で2023年1月、25年ぶりに最大3割の値上げに踏み切ったばかりでした。

 ベスト・ドライ 沢口 晃二 社長:「今年入ってから1回値上げしてしまったので、またというわけにはいかないです。お客さんというのは敏感ですので」

 止まる気配がない負担増。

 本格的な夏を前にどうやりくりしていけばいいのでしょうか。

新電力会社は

新電力会社は"値下げ"の動きも

 電気料金、どう"やり繰り"していくといいのでしょうか。

 実は、値上げに踏み切る新電力会社が出てきている。大手の通信会社やガス会社が電力を販売している新電力会社、なぜ安いのか、というと、民間の電力会社から必要な分だけ電力を購入する。

 つまり、発電もしないし、送電もしない。コストをかけずに一般家庭に電力を送ることができるため、私たちは安く電気を購入することができる、ということ。

 このため、新電力会社と契約したという方も多かったが、北電を含む大手電力会社には料金の上限があったので、一時、新電力会社の料金が大手電力会社の料金を上回ったことがあった。その際に、大手電力会社に戻した、という方も多かったのではないでしょうか。

 しかし、今回の値上げで、再び新電力会社が、値下げの動きを見せている。

 例えば「エネワンでんき」。契約するプランにもよるが、7月から北電の料金より最大で8%ほど値下げする。平均でも北電の料金より2~3%分の値下げになるということ。

 担当者によると、「問い合わせが増えてきていて、今後、状況をみて、さらに値下げも検討している」ということ。

「トドック電力」は料金の安さに加え、ポイントも魅力

「トドック電力」は料金の安さに加え、ポイントも魅力

 そして、コープの「トドック電力」でも、7月の検針分から、使った分の電気料金「従量料金」を北電より安くするということで、北電の料金と比べると、安くなる可能性があるという。

 担当者によると、「電気に加えて、ガスと灯油の契約もすると、年間で2441円特になるケースもある」ということ。

 あくまで利用状況や選択するプランによって、安くなるケースもあるということで、自分の家庭でどの位電気を使っているのか、どんなプランに入っているのか、もう一度見直す機会にするとよいかもしれない。