『こんな判決おかしいだろ』『何が27年じゃ』『死刑やろうが』旭川女子高生殺人事件の裁判に乱入、判決公判を中断させた48歳男…ハンマーなど購入し「護送車襲撃」計画も…事件が残した複雑な余韻
■初公判で起訴内容を認める
村山被告は9月11日に開かれた自身の初公判で、起訴内容を認めた。
検察側は論告で、正常な司法手続の進行を妨げた極めて悪質な犯行だと指摘。
裁判所を事前に下見し、当日は警備職員にうそをついて警備を突破したことなどから、計画性があったと主張した。
さらに、村山被告が被害者や事件関係者と何の関係もないにもかかわらず、一方的に不満を募らせたとして、その動機を「身勝手極まりない自己中心的な動機」と批判。
司法手続を妨害してまで自分の考えを押し通そうとしたことを重く見て、拘禁刑2年を求刑した。
一方、弁護側は「計画性は極めて低いレベルだ」として、寛大な判決を求めた。
■判決は「拘禁刑2年、執行猶予5年」
そして9月29日の判決。
旭川地裁の大川恭平裁判官は、村山被告の動機について「独善的で自己中心的、身勝手」などと指摘。犯行についても悪質で、刑事責任は重いと判断した。
一方で、当初から起訴内容を認め、謝罪の言葉を述べていることなどを考慮。精神鑑定の結果なども踏まえ、社会の中で更生する機会を与えるのが相当として、村山被告に対し、拘禁刑2年、保護観察付きの執行猶予5年の有罪判決を言い渡した。
法廷に乱入し、大声を上げるという異例の行為で有罪判決を受けた村山被告。
犯行を厳しく批判する声がある一方、SNS上では「刑が軽すぎると感じ、憤りを覚えたこと自体は理解できる」といった意見も見られた。
女子高校生が連れ去られ、暴行を受けた末に命を奪われた事件をめぐっては、判決後も刑罰のあり方を問う書き込みが続いている。
遺族からは「涙をのんでいる被害者遺族がこの国にはたくさんいる」として、被害者が1人であれば死刑の適用は難しいとされる判例の見直しや、殺害方法の悪質さ、遺族の処罰感情を踏まえた刑罰の実現を求める声が上がっている。
判決は下った。しかし、旭川地裁で起きた法廷乱入事件と、その背景にあった事件への憤りをめぐる議論は、なおも複雑な余韻を残している。

















