「夜の間に移動してくれたら…」札幌市の中心地に“シカ” 市は捕獲ではなく見守りへ_元居た山の方向に誘導する方針_体長1mほどのメスの成獣…居座り2日目 〈北海道札幌市〉
山に戻れなくなっているのでしょうか。
7月7日、札幌市中央区に現れた1頭のシカは、8日も周辺を逃げ回り、現在、美術館の敷地内に居座っています。
街中に現れたシカ、私たちはどんなことに注意したらよいのでしょうか。
「シカが居座っているのは札幌市中央区北3条西17丁目の住宅の敷地内で、すぐ近くには緑の多い知事公館などがあります」(板橋未悠アナウンサー)
札幌市中心部を走り回り、居座り続けているシカ。
体長1mほどでメスの成獣とみられています。
7日朝、住宅街に迷い込んでから丸1日以上、中心部に居座り続けています。
札幌市は7月7日、吹き矢で捕獲を試みましたが危険を察知したのか、逃走しました。
「一時捕獲を試みたんですけ、どうまくいきませんでしたので、この状態だったら捕獲ではなく見守りという形になるかと思います」(札幌市職員)
元々住んでいた場所に帰ってもらうように見守りましたが、シカは一晩中、居座り続けました。
そもそも、このシカ、一体どこからやってきたのでしょうか。
「山の方から来たと思う。発寒琴似川沿いに下りてきて、緑地帯を転々とつないで大通の方に出てきたんじゃないかな」(奈良大学 立澤史郎教授)
シカの生態に詳しい元北海道大学、現在奈良大学の立澤史郎教授によると、シカは西区の山間部から琴似発寒川沿いを歩き、札幌市中心部に出没したのではないかとみられています。
「この辺りはとても緑が多いエリア。この辺りでエサを食べて山に帰りたいけども山への帰り方がわからなくなったぐらいの状況かなと思う」(立澤教授)
シカは7日、最後に目撃された住宅の庭で夜を明かしたとみられ、その後、付近を逃げ回り、北海道立近代美術館の敷地内に居座っています。
「前に東区でクマがでたこともあるんですけど、本当にこの辺に町中にシカが出るんだなとびっくりします」(近くに住む中学生)
「早く山に帰ってもらうためにはなるべく静かにして、夜の間にどっかに自力で移動してくれるのを期待するというのが安全な対策かもしれない」(立澤教授)
札幌市では、捕獲する予定はなく、もともといたと見られている山の方向に帰るよう、誘導する方針です。
<シカの足取り>
7日夕方~8日午前11時40分ごろ:札幌市中央区北3条西17丁目の住宅の敷地内
午前11時45分ごろ:札幌市中央区北2条西18丁目の公園そばの駐車場に逃げる
午前11時50分ごろから:近代美術館の敷地内
シカと遭遇した場合の注意点について、奈良大学の立澤教授は次のように話しています。
・歩いているときにシカと遭遇した場合は、目をそらしながらゆっくりとその場を離れる
・車で近くを走行する場合は、静かに徐行して通り抜ける。クラクションを鳴らしたりハイビームにしたりしない
帰宅時間帯を迎えるため、十分な注意が必要です。























