「有期懲役刑の最長を科すほかない」旭川女子高校生殺害で内田梨瑚被告に懲役27年の判決「被害者自ら落下でも殺人は成立」―法廷に男乱入『こんな判決おかしいだろ』異例の裁判に【内田梨瑚裁判詳報9】
■【第5回公判】注目の被告人質問「女子高校生は自力で戻ってきた」
被告人質問が行われた5月29日。これまでじっと裁判を聞いてきた内田被告が4日ぶりに何を話すのか注目された。
これまではまっすぐ前を向いてただ話を聞いていた内田被告に変化が見られた。
入廷するやいなや弁護人から紙とペンを受け取り、何かをメモするようなそぶりを見せた。
話を聞きながら手元の資料に目を通し、被告人質問に向けて準備をしているように見えた。
監禁の事実や暴行、暴言などについては争わず淡々と進んでいった被告人質問。しかし弁護士に橋の上での行動について問われると…
「女子高校生が橋から落ちたかどうかを私は見ていない」と話した。
内田被告は女子高校生は一度欄干の外側に落ちていったとした上でこのように証言した。
「(女子高校生は)橋の外側についているロープにつかまって体は上向き、足は柱に絡ませて落ちないように耐えていた」
「女子高校生は自力で戻ってきた」
「うちら帰るからと言って、ケータイと最初に渡された4000円を置いて、共犯の女と車に戻った」
車へ戻る途中、「キャー」「ダン」という音が聞こえたと供述。
欄干に座らせたことに関しては、「本当に死ぬ気があるかわからないから確かめたかった」というあいまいな発言をしていた。
■【第6回公判】厳しい追及に語気強める場面も「自分の都合のいい話しかしていないんじゃないか」
6月3日。弁護士からの被告人質問とは一転し、この日は検察からの厳しい質問に言葉を詰まらせたり、語気を強める内田被告の姿が見られた。
女子高校生を欄干に座らせた状況や殺意について次のようなやりとりが。
Qあえてそのような状態に置いて助からないのはわかっていたんじゃないですか
「はい」
Q人が死ぬ可能性があるとわかっていたのでは
「はい」
Qそれは殺意があるのだと思いませんか
「今は思う」
Q今は思うというのは
「当時は殺意があって欄干に座らせたり、体を押したりしていたわけではなかったが、今はそんなに危険なことをしていたので、殺意があったと言われるのは当然だと思う」
さらに共犯の女の発言についてどんな思いで聞いていたか問われると…
「共犯の女は殺意を認めて、懲役23年の受刑者の立場で事件から2年経って、殺意を争っている私に腹立たしい気持ちでいっぱいなのかなと思った」と話した。
ところどころ回答に詰まって黙り込んだり、都合のいい話しかしていないんじゃないかと指摘され弱々しい声になる場面も。
しかしその一方で、女子高校生が自力で橋の上に戻ってきた話を作り話ではないかと問われると、「絶対違う」と語気を強める場面もあった。

















