【札幌・東区クマ襲撃から5年】“全身140針”の重傷を負った男性「市街地での人身被害は『自然災害』…行政が支援策を考えるべき」約140年前の”丘珠事件”以来_東区での人身被害で対策は進んだのか?
「自衛隊の門に入ろうとしています。自衛隊員が逃げています」(記者)
クマに襲われ、自衛隊員や付近の住民らあわせて4人が重軽傷を負いました。
「このあたりで後ろから一撃されて。とっさに頭を守った時にここをかまれて、その時にここにクマの顔があった。初めてクマだと認識した。自分、死ぬのかなと思った」(安藤伸一郎さん)
襲われた4人のうちの一人、安藤伸一郎さん(48)です。
いつも車で通勤していましたが、この日は仕事の関係でたまたま地下鉄で会社に向かうところでした。
「これから先ずっと付き合っていかなければいけない痛み。まだこの痛みが5年間しか経っていないんだなと」(5年前クマに襲われた 安藤さん)
肺に穴が開いたほか、全身であわせて140針を縫う大けがをして5年経った今も治療を受けています。
「膝にクマの前足か後ろ足の爪が刺さり、中で炎症が起き、この炎症はなくならずずっと痛い。二の腕もこんな感じ。ここもかまれたが肉がそがれている状態。(手術を)してもらって、これ以上良くならない」(安藤さん)
安藤さんたちを襲ったクマは駆除されましたが…
「夜になるとどこからかまたクマが出てくるのではないかと、暗くなると外に出ないように心がけている」(安藤さん)
ひどい痛みで体の自由がきかず、勤務日数を減らさざるを得なくなりました。
「金銭的に行政に助けをもらっていることはない。支援が何もなく、病院へ行っている分も3割負担の自分の支払い」(安藤さん)
通勤途中だったため労災と認められましたが、思うように働けず収入は減りました。
手術は2024年にも行われ、自己負担の治療費は約300万円にも上ります。
「クマに襲われたのは『自然災害』だと思っている。襲われた人に対して何かしらの対策があった方がいいのではないかと思う」(安藤さん)























