【不安の中…函館スルメイカ漁解禁】漁獲枠が”前年の3倍”に拡大も燃料代高騰に”ペンキやシンナーの価格急上昇”が追い打ち_イカ漁師は「去年の漁獲枠の問題以上」<北海道>
中東情勢の悪化による原油高などのため、ナフサを原料とするペンキやシンナーの価格が一気に上がってしまいました。
「ペンキで例年の150パーセント、シンナーで200パーセントですね。材料は高騰していますが入ってきません」(函館造船 陰山琢司社長)
この会社では7月中旬ごろまでの在庫は確保していますが、その後の状況は見通せないといいます。
小型のイカ釣り漁船に使うペンキは業務用の缶で8本ほど。
費用は約15万円で例年の倍に跳ね上がりました。
そもそも燃料代の高騰が続いている中での追い打ちです。
大漁を願う祈願祭で聞かれたのは、コストが増え続けることへの不安でした。
「去年TAC(漁獲枠)で騒いだけど、TAC以上でしょ。燃料で2割高、それだけで大変だ」(イカ漁師)
函館水産試験場が5月に行ったスルメイカの分布調査では1匹も釣れませんでした。
2001年の調査開始以来、初めてのことです。
先行きがまったく見えない中、1日夜にも最初の船が港に戻ってきます。
最新の情報です。函館の市場関係者によりますと、6月1日、函館漁港から出漁した9隻は現在まで漁獲量がほぼゼロだということです。
2日に予定されていた初競りは、2025年に続き2年連続で見送りとなる可能性が高まっています。



















