【新千歳空港へのアクセス】JR「快速エアポート」利用客は1日6万5000人…混雑が日常化で輸送力はパンク寸前…国が打開策“複線化”や“ループ化”を検討 かつては“リニア”で8分で結ぶ構想も
かつては、こんな構想も。
「新千歳空港と札幌市の間45kmをリニアで結ぼうというもので、所要時間はわずか8分となります」(1988年のニュース映像)
1980年代後半に浮上したのが、札幌市と新千歳空港をリニアモーターカーで結ぶという案でした。
そして、現在。
「千歳線はキャパオーバーしている。これをどう解消するかが大きな課題」(綿貫JR北海道社長)
国は新千歳空港へのJRのアクセス増強に向け、調査費を計上し検討を始めました。
主な案は2つです。
1つ目は「複線化」。
現在、線路が1本しかない南千歳駅ー新千歳空港駅間に線路を増設し複線化する案です。
これにより列車がすれ違えるようになり、増発が可能になるというものです。
2つ目は「ループ化」。
現在、行き止まりとなっている新千歳空港駅から線路を伸ばし、千歳線の札幌駅方面への線路に接続する案です。
新千歳空港駅に入ってきた列車は一方通行で通り抜けることになるので、待ち合わせの必要がなくなり本数を増やすことができます。
空港の関係者や利用客は。
「便数が増えれば来る客も増えると思う。地元の客の利便性を考えても使いやすいと思う」(北海道空港 伊藤博隆さん)
「座れるのであれば、30分だけでも座れた方がいい」(快速エアポートの利用客)
日常的に続く混雑の打開策となるのか。
課題は数百億円規模に上るとみられる事業費です。
「誰がやるかという事業主体と、どういう財源でやるかが大事。国(北海道開発局)が責任を持って鉄道を支援するような仕組みを作り、予算面でも事業費を出すような方向にしない限りうまくいかない」(武田准教授)
最先端半導体メーカー「ラピダス」の進出もあり、JRの利用者はますます増えると見込まれています。
空港へのアクセスは改善されるのでしょうか。
国が検討を進めている主な案は、この2つです。
<複線化>
・南千歳‐新千歳空港間に線路を1本増設
・列車がすれ違えるように
<ループ化>
・新千歳空港から線路を延伸し、千歳線の札幌方面に接続してループ化
・一方通行で通り抜けることになるので、列車の待ち合わせの必要なくなる
これらの改善策が実現すれば、快速エアポートの増発が可能となります。
鈴木知事も2026年3月に国交大臣を訪ね、国の財政支援などを求めました。今後の動向が注目されます。























