【アイヌ民族パネル展問題】“差別的”な展示を公共の施設で…抗議の声が広がる「あまりにひどい」…許可した札幌市の対応は “表現の自由”と“差別”どう判断「法の解釈を国に求める」
「正当な理由があれば拒否することができるが、きわめて限定的。アイヌ施策推進法で定める差別に当たるのか当たらないのか、法の解釈を国に対して求めガイドラインを示してほしいと言ってきた。これは、求め続ける」(札幌市 秋元克広市長)
秋元克広札幌市長はアイヌ施策推進法で禁じている差別について、国に基準を明確化するよう求めています。
札幌市のこのような判断の背景には、憲法が保障する「表現の自由」との兼ね合いがあるとみられます。
法律の専門家は。
「表現行為をするのは重要な人権で、安易に制約はできない。(制約を容認すれば)行政にとって都合が悪い集会や、アピールをする団体などを制限しやすくなる。気に入らない言論を封じることは、自分の口もふさがれることになりうる」(林朋寛弁護士)
市民の間でも意見が分かれます。
「偏ったり、一定の人を傷つけたりする内容であってはいけないと思う」(札幌市民)
批判的な意見に対して、こんな意見も。
「展示を見るのは自分たちの権利?」(記者の質問)
「もちろん、そうです。差し止めをすることは間違っている」(札幌市民)
札幌市は2025年、差別や偏見のない社会をめざすという条例を施行しました。
そんな中での、今回の問題。
もちろん表現の自由は保障されなければならず、内容への介入は検閲になりかねない危険性をはらんでいます。
しかし、それが差別や人権侵害につながってはなりません。
「多くのアイヌは、かつての傷を負ったまま生きてる。その状況で繰り返しヘイトの展示をされていくと若者も傷つくし、「まだそういう時代なんだな」と感じる。違いを認めつつ、敬意を持ち合うことを目標にしているのに」(札幌アイヌ協会 結城幸司共同代表)
札幌市は今後、第三者を交えて対応を検討するとしています。
解決策は示されるのでしょうか。



















