『もうクマの駆除から外してほしい』北海道猟友会トップの衝撃発言―その裏にある“命がけの現場”のリアルとは…55年のハンター歴を持つ会長発言の重み<北海道ヒグマ対策最前線>
■「普通のハンターに戻りたい」猟友会が本当に求めている未来
堀江会長は、決して国のクマ対策に非協力的なわけではありません。むしろ「クマの有害駆除は国でやってほしい」と以前から訴え続けてきました。
彼が求めているのは、高齢のOBを一時的に雇うような「その場しのぎ」ではなく、若い世代を雇用し、訓練を重ねて専門職として育て上げる「持続可能な制度」です。
堀江会長は、ガバメントハンターの教育や訓練には全面的に協力する姿勢を見せていますが、一方で、こうも本音をこぼします。
「僕は言ってるんですよ、もう普通のハンターに戻りたいって」
■命がけの現場を誰が担うのか
猟友会トップの"撤退"発言は、決して無責任な投げ出しではなく、現場を知らないまま進む国のトップダウン政策に対する「命がけの現場からの強烈な警告」と言えます。
クマとの共存、そして住民の安全をどう守っていくのか。
猟友会という民間ハンターの善意と自己犠牲に頼り切る時代は、もう限界に来ています。真に実効性のある「プロのクマ対策組織」をどう構築していくのか、国と自治体の本気度がいま問われています。
















