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【北海道ヒグマ列伝】“推定400キロ”の巨大なクマが苫前町に出没―語り継がれる伝説の巨大熊とハンターたちの歴史

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■苫前町に現れた400キロ級「メタボ熊」

国内最大の陸上動物エゾヒグマ

国内最大の陸上動物エゾヒグマ

 北海道苫前町で、推定体重400キロの巨大ヒグマの姿が撮影されました。


  でっぷりとした腹の肉を揺らしながら、ゆっくりと箱わなの周囲を歩き回る巨大なクマ。地元では「メタボ熊」とも呼ばれています。

体重400キロとみられる巨大グマ 苫前町

体重400キロとみられる巨大グマ 苫前町

 近くのデントコーン畑で作物を食い荒らして太ったとみられ、地元ハンターによりますと「非常に警戒心が強く、なかなか姿を見せない」ということです。


 設置された箱わなも、その巨体には狭すぎるようにも見えます。

札幌市南区のガソリンスタンドに現れたクマ(2019年)

札幌市南区のガソリンスタンドに現れたクマ(2019年)

 ヒグマは国内最大の陸上生物。大きいものでは体長2メートルを超え、本州のツキノワグマよりひとまわり大きく、その存在感は圧倒的です。


 北海道ではこれまでも、数々の“巨大グマ”が目撃・駆除されてきました。

■史上最悪の熊害「三毛別事件」

巨大なクマが開拓民を襲い7人の犠牲を出した(三毛別羆事件復元地)

巨大なクマが開拓民を襲い7人の犠牲を出した(三毛別羆事件復元地)

 今回400キロ級のクマが出没した現場近く、旧苫前村三毛別では1915年、開拓期の集落が襲われ、死者7人を出した「三毛別羆事件」が発生。


 大規模なクマ狩りが行われるなか、クマ撃ち名人として名高い老マタギ、山本兵吉が駆けつけ1人で仕留めました。体重は340キロと伝えられています。

史上最大級のヒグマ「北海太郎」(苫前町郷土資料館)

史上最大級のヒグマ「北海太郎」(苫前町郷土資料館)

 さらに隣町の羽幌町では、1980年に仕留められた伝説の巨大グマ「北海太郎」が知られています。


 見上げるような巨体で、体重は実に500キロ。現在もその剥製が残り、道内最大級の個体として語り継がれています。


■北海道の“巨大ヒグマ”たち

1998年8月 小樽で駆除されたクマ 約250キロ

1998年8月 小樽で駆除されたクマ 約250キロ

 北海道ニュースUHBのライブラリーにも様々な巨大グマの姿が記録されています。(以下、クマの死骸の写真が含まれます。当時のニュース映像記録として、そのまま紹介します)



 ■1998年8月 小樽市

 住宅街近くに現れ、スイカ畑などを荒らしたヒグマ。

 体重約250キロ。4発の銃弾で駆除されました。

1998年11月 ハンターを襲ったクマ 約400~500キロ

1998年11月 ハンターを襲ったクマ 約400~500キロ

 ■1998年11月 白糠町


 鹿狩り中のハンターがヒグマと遭遇。3発撃ちましたが反撃され、クマもろとも30メートル下の谷に転落。重傷を負いました。

 クマは7~8歳のオスで、体重は400~500キロほどと伝えられました。



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