【3月2日から全8話の配信スタート】“分断の中”を共に生きる――UHB初のWEBドキュメンタリーシリーズ『灯りのようなものが、たしかに 〜ある出所者と雇った人たちの七つの物語~』
■映像と写真が織りなす「深い祈りのような瞬間」
作品の大きな特徴は、ドキュメンタリー映像と写真のコラボレーションです。
日本の写真界で最も権威ある賞の一つとされる木村伊兵衛写真賞受賞、『ユルリ島の馬』などが話題の写真家・岡田敦氏が撮影チームに参加。出所者の写真撮影を担当しました。
映像ドキュメンタリーの人間存在への洞察と、岡田氏の静謐なまなざしが共鳴し、映像の中に「深い祈りのような瞬間」を生み出しています。
映像制作は、知的障害のある出所者が孤立の果てに通り魔殺人を犯した「浅草レッサーパンダ事件」の背景に迫るドキュメンタリーなどを制作してきたUHB北海道文化放送・映像プロデュース室が担当。
阿南亮子氏による美しいオリジナル音楽も、胸に響く感動を深めます。
■「私自身も揺れ続け、その揺れを含めたまま、映像として差し出しました」
監督/プロデューサーの後藤一也氏(UHB北海道文化放送 映像プロデュース室)は、作品への思いを次のように語っています。
「取材を始めた当初は、出所者と雇い主のあいだに生まれる関係性の中に、社会の分断を越える「灯り」のようなものがあるのではないかと考えていました。
しかし各地で出会いを重ねるうちに、世界はそんなに単純ではないと、何度も思い知らされました。誰かを「加害者」や「被害者」、「支援する側」「される側」と一つの言葉で括った瞬間に、その人の人生や、そこに至るまでの経験が見えなくなってしまう。
人や社会は、それぞれの過去や選択、偶然が重なり合い、影響を与え合いながら立ち上がっているものだと思います。そうした見方をしなければ、善悪も、正しさも、本質も、簡単には語れない。本シリーズは、答えを提示するための作品ではありません。取材する側である私自身も揺れ続け、その揺れを含めたまま、映像として差し出しました。
見る人がそれぞれの経験を持ったまま、画面の前で立ち止まり、考え続けてもらえたなら、それがこの作品のたどり着いた、分断の中を共に生きるための「灯り」だと思っています」
シリーズ全8話は3月2日から以下のサイトで配信されます。
UHB特設サイト
日本財団職親プロジェクト特設サイト
日本財団活動紹介YouTube

















