【函館のマグロ活況は”イワシ大群問題”に関連が?】「年末なのにこれはすごい」函館市の市場でマグロの扱い量増加_マグロ活況は”イワシの大群押し寄せ問題”に関係している可能性が…〈北海道〉
「カモメが押し寄せるこの港の海の中をよく見て見ると、イワシの死骸が大量に沈んでいます」(阿部空知記者)
松前町の松前港でも2025年12月、大量のイワシの死骸が…
「あれイワシなんですよ。取り切れない、臭い。すごいですよ」(函館市民)
函館市の「水無海浜温泉」近くの海岸にも2025年12月15日、大量のイワシの死骸が打ち上げられているのが見つかりました。
死骸は温泉にも流れ込み、担当者が清掃に追われましたが、臭いが取れず今も入浴禁止が続いています。
なぜイワシの大群が押し寄せる現象が相次いでいるのでしょうか。
「12月は水温が下がってくる時期になる。イワシは水温10度以上の水を好む。それを下回ると南に集まってきて、回遊していく」(道総研函館水産試験場 鈴木祐太郎主査)
専門家は「最近10年ほどでイワシの資源量が何らかの理由で増えたことが大きな要因」とした上で、イワシがマグロに追われて港に迷い込んだ可能性もあるとみています。
「(イワシの資源量は)まだ高い水準にある。これから数年ぐらいは注意した方がいい」(道総研 鈴木主査)
2025年12月22日、松前町の松前港でUHBのカメラが捉えた映像です。
なんとマグロが港の中にまで泳いできていました。
「イワシはマグロのエサになる。イワシがいるところにマグロが来ていて、漁場の近くでとれやすいということがあるかもしれません」(道総研 鈴木主査)
函館市内のスーパーに並ぶ天然マグロの赤身。
「年明けてから天然の本マグロが水揚げされるっていうのは私も長いことやっていますけど、非常に珍しいことではないかなと感じています」
「イワシが多いということはマグロもエサが豊富になりますので、よくイワシを食べると脂乗りがよくなると言われます」
「この調子で行くと漁獲枠がある限り入荷が続くと思いますので、値段との相談ですけど、お手頃に販売できるものであれば積極的に仕入れて販売していきたい」(道南ラルズ 輿石亮さん)
マグロのエサとなるイワシ。
そのイワシによる被害。
専門家は今後数年、冬の道南地方にイワシの大群が押し寄せてくることを想定しておいたほうがいいと話しています。


















