【クマ駆除問題】焼却かジビエか 駆除したヒグマ”530頭” の行方は…かさむ焼却コスト ハンター自らがジビエとして活用する試み ハンターの育成も 北海道
「これがヒグマのヒレ肉です」(北斗市猟友会 谷内田龍司会長)
北斗市猟友会の会長、谷内田龍司さんです。
谷内田さんは去年、会社を立ち上げ、ジビエ加工施設も作りました。
ハンターとして活動しながら、新鮮なクマやシカの精肉にも取り組んでいます。
販売も行っていて、クマの肉は100グラム1100円です。
「数年前より、エゾシカが増えてきまして、捕獲しても処理しきれない。北斗市はハンターが結構いるので、有効活用しましょうということで5年くらい前から市と振興局と構想を練ってやりました」(北斗市猟友会 谷内田龍司会長)
駆除されたクマはハンターの手で現場で血抜きされ、1時間30分以内にこの施設に持ち込まれます。
鮮度の問題から、1時間30分を超えるものは受け付けないといいます。
その後、洗浄や解体などの過程を経て、数日熟成し、クマの精肉ができあがります。
今年は10頭ほどを精肉したといいます。
新鮮な肉を求めてさっそくお客さんが訪れました。
「どこの部位?」(客)
「クマのモモです。どうです?」(谷内田さん)
「食べてみたい」(客)
「(Q.何を買った?)シカのランプ、背中の部分ですね。これはクマのモモ肉ですね。初めて買いました。やはり新鮮で、おいしいところの部位があるので。ジビエ流行ってますけど、これだけ新鮮でおいしい部位を売っているところはない」(客)
谷内田さんはハンターの育成にも取り組んでいます。
「捕獲したら食べるを基本に、今一緒に歩いて、伝授しています」(北斗市猟友会 谷内田龍司会長)
クマにほんろうされた2025年の北海道。
駆除についてだけでなく、その後の対応についても考えていく必要がありそうです。



















