会社の忘年会「参加したい」20代の7割が賛成 一方で上の世代は消極的?「お金も気も体も使う」「社内の人と交流したい」世代間のギャップを調査
幹事の方に話を聞くと、忘年会の開催にあたって心がけていることがあるそうで…。
「もちろん会費は全額会社持ち。席も決めず仲が良いもの同士が座る。気持ちよく(忘年会に)来ていただけるようにしている」(建設業 経営者/60代)
■20代の7割「忘年会参加したい」
アンケート調査の結果を見ると「参加したい」派の回答の割合は、20代では70%を超えています。
中でも「とても参加したい」と積極的な回答をした人の割合は14.5%でした。
一方、50代で「参加したい」派の割合は48%と、過半数を下回りました。さらにその中で「とても参加したい」と答えた人は1.7%。20代と比べ、消極的な回答が目立ちます。
■20代・忘年会に参加したい理由は“会社内でのつながり”
20代が忘年会に“参加したい”理由の1位は「会社内での関係構築」(33.6%)。
2位は「つながりを感じたい」(26.0%)、3位には「飲みの席だけの話ができる」(23.7%)がランクイン。会社内での人間関係を求める声が多く見られました。
普段の業務では話せないことも、お酒の席なら打ち明けられるのではという期待があるようです。
■50代は「プライベート」「経済面」などを重視
一方、50代が“参加したくない”理由の1位は「プライベートを優先したい」(34.6%)。若い世代に多いと思われがちな意見ですが、実は50代に多いという意外な結果となりました。
2位は「ノリについていけない」(21.2%)、そして3位は「経済的な負担」(19.2%)でした。飲み会では上の世代ほど、高い金額を支払ったり奢ったりする場面が多いもの。物価高の影響もうかがえます。
今回の街頭インタビューでは、「気を使う」という言葉を口にする上の世代が多く見受けられました。ハラスメント問題への意識が高まる中で、若い世代を誘うことに躊躇する声も少なくありません。
上の世代から誘うのが難しい時代だからこそ、参加意欲を示している若い世代から声をかけることが、忘年会を楽しむきっかけになるかもしれません。



















