【12月から変わること】路線バスまた減便の一方で札幌市電は増便…運転手の待遇改善で人材確保…紙やプラスチックの保険証が“マイナ保険証”に移行 持っていない人はどうしたらいい?
12月から、さまざまなことが変わります。
路線バスが、また減便です。
一方「マイナ保険証」への移行に伴い、従来の保険証が使えるのは原則12月1日までとなります。
準備はできていますか?
「北海道中央バス」は12月1日から、札幌市と室蘭市や積丹町を結ぶ高速バスを廃止するなど、平日で228便を減便しました。
路線の縮小は札幌市中心部にも及んでいます。
札幌駅北口と北区の屯田方面を結ぶ「屯田線」の一部が廃止されました。
廃止されたのは地下鉄南北線が並行して走る、札幌駅と麻生駅の区間です。
バスの利用者は―。
「地下鉄だと階段の上り下りが大変。地上で乗り降りできた方が楽」
「この時代だから仕方ないと思うが、運転免許証を返納したらまずいかな」(いずれもバスの利用客)
「北海道中央バス」によりますと背景には運転手不足があり、地下鉄などの代替交通機関がある場所は減らさざるを得ない状況だといいます。
また、12月1日から運賃を値上げするバス会社も。
「ジェイ・アール北海道バス」は札幌市周辺の一部区間で初乗り運賃を40円値上げしました。
「じょうてつバス」も札幌駅と南区の定山渓方面を結ぶ「かっぱライナー号」を、従来の1400円から1700円に値上げしました。
「人手確保のために処遇改善が必要。便数を増やしたり、新しい取り組みをしたりするためドライバー確保に全力を尽くす」(じょうてつ自動車事業部 松田信弘課長)
「バスが次々と減便する中、札幌市電は12月1日から平日の便数を増やします」(板橋未悠アナウンサー)
増便したのは主に朝と夕方のラッシュの時間帯で、1日あたり23本です。
運行間隔は朝で最大40秒、夕方は最大50秒短縮されました。
市電を運行する札幌市交通事業振興公社によりますと、運転手の給与など待遇を改善して人材確保に取り組んだ結果、増便を実現できたということです。
「ラッシュの時間帯に増え、いいと思う」(市電の利用客)




















