【泊原発の再稼働】「当面とりうる現実的な選択」知事が容認の意向を表明…「経済成長や温室効果ガス削減にもつながる」『立地4町村は同意』足並みそろう_道民から賛否の声あがる中“最終判断”に注目〈北海道〉
泊原発の再稼働に向け大きな動きです。鈴木直道北海道知事は11月28日、北海道議会で「当面取りうる現実的な選択」と表現し、3号機の再稼働を認める考えを示しました。
「泊発電所3号機の再稼働について、いつのどのように判断する考えなのか」(自民党・道民会議 滝口直人道議)
「再稼働により、電気料金の引き下げが見込まれるとともに、今後の北海道経済の成長や温室効果ガス削減につながることなどから、原発の活用は当面とりうる現実的な選択と考えているところであります」(鈴木直道知事)
原発再稼働に向け知事が初めて道議会で認める答弁です。
11月28日、北海道電力・泊原発3号機の再稼働への考えを聞かれた鈴木知事。
安全基準に適合していることや、電力の安定供給などを理由に表明しました。
2012年に運転を停止した泊原発3号機は2025年7月、原子力規制委員会の安全審査に合格しました。
2027年早期の再稼働を目指す北電は2025年8月以降、道内29市町村で住民説明会を実施。
13年間原発に頼らない生活をしてきた道民の受け止めは…。
「一人暮らしなので電気代にはシビア。電気代がちょっとでも安くなってくれると気兼ねなく使える」(道民)
「例えば災害があったときに壊れてしまって、原発から放射性物質が漏れてしまったりとかを考えると危険かなと思う」(道民)
「再稼働させないぞ」(脱原発をめざす女たちの会)
議会が始まる前には道庁の前で脱原発を目指す市民団体が抗議活動を行っていました。
北電は、泊原発3号機が再稼働すれば電気料金を1割値下げできると10月に発表しています。
今後、鈴木知事が泊原発の視察や道議会での議論を踏まえ、12月中旬までの議会中に最終判断をするか注目です。




















