【ヒグマ出没の円山動物園11月17日から再開へ】箱わなでクマ駆除するも…安全確認のため休園を延長〈円山公園一部の歩道は動物園とともに開放へ〉公園全域は24日まで閉鎖予定_北海道札幌市
狙いは「ホッケ」か
12日に駆除されたクマ。
最後までしつこく狙い続けたのは「ホッケ」です。
「多くの来園者でにぎわう日曜日の円山動物園ですが、9日はクマの足跡が見つかりこのように閉園となっています」(東木場緋香記者)
札幌市民憩いの場、円山動物園にクマが出没し、臨時閉園に。市民に衝撃が走ったのは11月9日でした。
クマはシマフクロウが入る施設に、窓の金網を突き破り侵入。エサとして置いてあったホッケ2匹、ヒヨコ20羽を食べていたとみられます。
「ホッケ」入りのわなで捕獲
その後も連日、出没。しかし、事態は突然動きます。
「円山動物園に設置された箱わなにクマ1頭がかかり駆除されました。連日出没していたクマと同一個体とみられています」(熊坂友紀子記者)
市はクマが「ホッケ」の味を覚え執着していると判断し「ホッケ」入りの箱わなを用意して3日目の12日、ついにクマがかかり駆除されました。
若いオスの個体で痩せていたといいます。
「また出ると思う。食べ物が山にないから命かけてでも下りてくる」(付近の住民)
園は元々11月14日まで休園期間でしたが、別のクマがいないかを確かめるため16日まで延長し営業再開は17日です。
円山公園は24日まで閉鎖
一方、円山公園全域では一部の歩道を除き11月24日まで閉鎖が続きます。
「(円山公園が)使えないとなると困る。犬が行きたがっている」(付近の住民)
「(閉鎖は)仕方ないと思う。どうすることもできない」(道外からの人)
住民の生活を脅かすクマ。
北海道東北地方知事会は13日、環境省に異常事態だとして財政的な支援や国主体のクマ対策の必要性を訴えました。
クマを恐れずに済む日常は果たしていつ戻るのでしょうか。



















