【春高バレー】北海道代表決定戦・男子は東海大札幌と札幌大谷、女子は札幌大谷と旭川実業が全国大会出場決定 ベスト4唯一の公立校・札幌藻岩は準決勝で涙
第78回全日本バレーボール高等学校選手権大会の北海道代表決定戦が14日、札幌市の北ガスアリーナ札幌46で行われました。男子は東海大札幌と札幌大谷、女子は札幌大谷と旭川実業が1月に行われる春の高校バレー全国大会への出場を決めました。
【写真】11/6「春の高校バレー」北海道大会20年ぶりのBEST4進出の北海高校ほか
準決勝の第2試合は札幌大谷と札幌藻岩の対戦となりました。公立高校で唯一ベスト4入りを果たした札幌藻岩は、エース笹倉涼平にボールを集め、第1セットは互角の戦いを見せました。しかし札幌大谷が終盤で突き放し、25-20で札幌大谷が第1セットを奪取しました。
第2セットは序盤で札幌大谷がペースを握り、札幌藻岩も笹倉を中心に追い上げを見せましたが、25-16で札幌大谷がストレート勝ちを収め、全国への切符を手にしました。
札幌藻岩はレギュラーの冨樫悠眞キャプテンと1年生の磯大智が2週間前に怪我のアクシデントに見舞われていました。この日の準決勝には間に合わせたものの、悔しい結果となりました。
試合後、冨樫キャプテンは「自分たちの力を100%出し切ることが出来なかったのと、自分達がやりたいバレーが出来なくて相手に押されて悔いの残る終わり方になってしまった」と悔しさを滲ませました。さらに「現状に満足しないで24時間高みを目指して努力し続けることを来年に向けて頑張ろうと思います」と語りました。
高校時代、公立高校でインターハイに出場、静内農業、函館東、市立函館、札幌藻岩で監督を務めた森元聡監督は、「3年生は特に受験控えている中、頑張ってやってくれた。これから切り替えて勉強頑張れって言ってあげたい。全然、私立とかに声もかからないような選手でもここまでやれて立派だと思います。だから数年に1度しか全国には行けないがベスト4に入ってないとワンチャンスが生まれてこない。そういう部分は先輩方から引き継がれて、そこを維持してやっているのでまた次の世代が全国狙って頑張ってくれるんじゃないですかね」と選手たちの努力を称え、今後のチームへの期待を込めました。


















