「漁師を殺す気か!」水産庁がスルメイカ漁獲枠の”増枠案”示すも10月時点の”漁獲実績”に追いつかず…休漁継続に漁業者の不安募る「今年乗り切れないんでないの」<北海道・函館市>
スルメイカ漁がいつ再開してもいいように、函館漁港では漁師が装備品の補修を続けていました。
休漁から10月5日でちょうど2週間です。
「(増枠を)やってもらわにゃ困る。北海道の漁師みな殺す気かって」
「(すでに)取った人はいいが俺たちこれからだって。一番良いときに休んでるんだから」(いずれもイカ漁師)
5日午後1時から開かれた専門家らによる審議会。
水産庁は全国の小型船によるスルメイカ漁の漁獲枠を、現状から857トン多い5757トンに増やす案を示しました。
しかし10月24日時点の全国の漁獲量は5896トンにのぼっていて、水産庁の案で増枠してもこの量に追いつきません。
そのため今後も休漁が続くことになります。
「大きいとこの漁師はいいかもしれないけど、我々みたいな個人的な漁師はちょっと厳しいどころの騒ぎじゃないね。今年乗り切れないんでないの、きっと」
「どうすればいい?…休むしかない…みんな納得する?」(いずれもイカ漁師)
水産庁での5日の審議会は予定終了時間の午後6時を過ぎても議論が続き、増枠についてはまだ決まっていません。



















