【菅井さんの天気予報 31日(金)】“爆弾低気圧”が北海道を直撃!1日(土)は台風以上の大荒れのおそれ…“天気痛”の体調不良にも気を付けて
(菅井貴子気象予報士が解説 午後5時40分現在)
◆北大のイチョウ並木
北海道大学のイチョウ並木の黄葉も見ごろを迎えています。
黄金色に鮮やかに色づいています。
2日(土)と3日(日)は、北大金葉祭が予定されていて、
夜はライトアップも予定されています。
秋を美しさでも存分に楽しみたい所ですが、
2日(土)は荒れた天気になるおそれがありますので、
開催についてはXなどのSNSで最新情報をご確認下さい。
◆きょう31日(金)の気温
けさは冷え込みが緩み、最低気温は南西部で10℃以上でした。
最高気温は、札幌で14.6℃、小清水町は19.3℃で、
道東は、前日より5℃以上も高くなりました。
暖かさは、湿った南風が関係していて、
天気が大きく崩れるサインでもあります。
◆爆弾低気圧
低気圧が急速に発達し、あす2日(土)の中心気圧は968ヘクトパスカルまで下がり、
北海道付近を通過します。
1日で、24ヘクトパスカル以上下がる低気圧を「爆弾低気圧」と呼び、
台風並み、または台風以上の大荒れをもたらすことがあります。
北海道は、あす2日(土)は、全道で暴風が吹き荒れ、
最大瞬間風速は35メートルで、倒木や停電などの被害があるかもしれません。
また、太平洋側は、150ミリ以上の大雨が予想されます。
海は最大7メートルの大しけで、うねりを伴うでしょう。
釧路や根室地方は潮位が高くなる高潮による浸水害にも厳重な警戒が必要です。
◆天気痛にも注意
気圧が急激に下がると、
体に負担がかかり不調になりやすく「天気痛」と呼ばれることがあります。
頭痛や関節痛、古傷が痛むなど症状が出る方もいらっしゃるかもしれませんね。
事前に予防薬を飲んだり、あすは無理をせず、体を労わりながら過ごすのも良さそうです。
















