違法建築物問題で家宅捜索を受けたノースサファリ…運営会社「動物移動計画書はきょう提出できない。見直し時間をいただきたい」とメール_札幌市は提出期限を1か月延期へ_園内の動物は312匹から261匹に減少
 100棟を超える違法建築物が問題となり、9月末に閉園した札幌市南区の動物園ノースサファリサッポロ。
 運営会社のサクセス観光は、市から求められていた『動物移動計画書』の提出期限を迎えた10月31日朝、「警察の立入に伴う報道等により、予定されていた動物移動先との間に問題が発生し、移動計画の再調整が必要となったため、提出は期限内にはできない」とする内容のメールを市に送っていたことがわかりました。
 ノースサファリをめぐっては、23日から警察が都市計画法違反や動物愛護管理法違反など6つの容疑で家宅捜索していて、前社長に任意で事情聴取しています。
 サクセス観光からのメールには、警察の捜査の影響に触れ、「移送先と問題が発生し、移送計画を一から再検討することが必要となり、動物の移送が大幅にずれ込む可能性がある。直ちに計画書を提出することが難しい状況で、移送計画の見直し時間をいただきたい」などと書かれていたということです。
 また、園内に残された動物は10月4日時点で312匹でしたが、31日時点で261匹(哺乳類166匹、鳥類68匹、爬虫類27匹)に減っていることもメールで報告されました。
 市は、動物が移動できなければ違法建築物の撤去は進まないとして、動物移動計画書の提出期限を11月末に延期し、動物の適正な飼育と安全な移動を指導する予定です。




















